札幌教育コラム

冬休みを有意義に過ごす

冬休みを有意義に過ごす

小学4年生の冬休み


算数で1学期に習った「三角定規の角度」「2けたの数のわり算」「がい数」2学期の「面積」など、はまりどころが多い学年です。2つの三角定規を重ねたりならべたりした角度の問題、面積ではのほか、ahaなどの単位も出てきます。2けたの数のわり算は、たてる商の「見当をつける」、一発で正解が出ないかもしれない単元です。トライアンドエラーをめんどうくさがらずに実践していく姿勢が求められます。5年生の算数は、かなりボリュームがありますから、この学年の積み残しがないように、この冬休みにしっかり復習に時間をかけましょう。


また、1026字ある小学生が習う常用漢字のうち202字と、実は配当漢字が最も多いのも4年生です。3年生からの2年間で402字と格段に増えるため、書いて覚える習慣、課題を後回しにしない学習習慣をつけておかないといけません。ていねいな筆算を褒めて、筆順を守ったていねいな字を褒めて前向きに取り組ませてあげてください。



小学5年生の冬休み


5年生の算数はボリューム満載です。1学期の「体積」「小数のわり算」も大変ですが、2学期は「約数と倍数」「平均」「単位量あたりの大きさ」「速さ」「割合」と、文章題が目白押しで、算数が苦手になる子が最も多い学年とも言えます。約数を習った後は、分数を約分しないといけません。文章題がかけ算なのか、わり算なのか。わり算ならばどっちが割る数で割られる数なのか。集中力ももとめられます。ただ5年生の算数を制すれば、見通しは明るいともいえます。ていねいに復習をしましょう。


また、国語力をつけるための読書習慣は大切です。読書を趣味にもつ子の読解力、表現力はやはり強いです。中学生になると部活動など忙しくなりますから、読書習慣は小学生のうちに、とすると、もしかしたら5年生の冬が習慣をつくり始めるラストチャンスかもしれません。できればスマホやタブレットに頼らずに、紙のページをめくる「読書」に取り組ませてあげてください。



小学6年生の冬休み


6年生は、中学生になる準備の冬です。定期テストがあり、提出物などの平常点と合わせて内申点がつき、その成績が高校入試の資料になる。小学生と中学生では取り組みが大きく変わってきます。理解度も努力も、すべて定期テストで評価されてしまうため、ごまかしがきかなくなります。


近年、札幌市内でも「二学期制」の波が広がっています。定期テストの回数が少なくなり、年2回の中学校も増えてきています。回数が減るということは1回のテストの範囲が広がり、当然準備も大変になりますが、問題はテストの「時期」にもあります。夏休み前にはテストがなく、夏休み明けに最初の定期テストが実施される中学校もあります。


3学期制ならば6月に最初の定期テストがあるため、夏休み前に「中学生の洗礼」を受けて夏休みに立て直すこともできましたが、その機会がなくなり、夏休みを「小学7年生」として過ごしてしまうと、テストの結果も当然のこと、失敗を立て直すのも大変です。


6年生の冬休みは「中学生の準備の冬」です。中学生になる前に、親子ともに信頼して任せられる学習環境を見つけ、スタートしてください。「塾は中学生の生活に慣れてから」ではなく、先に学習環境を生活リズムのなかに入れておくのがおススメです。



中学1年生・2年生の冬休み


中学生は、冬休み明けの2月中旬に学年末テストがあります。冬休みが明けたらもうテスト1か月前です。言うまでもなく、学年末テストの結果は3学期の成績に直結し、そして3学期の成績こそが高校入試の資料、「持ち点」になりますから、失敗は許されません。とくに二学期制の中学校は、テスト範囲も広くなりますから、年内から学年末テストの準備を始めましょう。


また、中学校の長期休暇になる夏休みと冬休みは、学校の授業が進まないため、苦手科目、苦手単元の克服のための復習にじっくり時間をかける最適な時期でもあります。ターゲットを決めて、ていねいにつぶしていきましょう。


もうひとつ「一年の計は元旦にあり」とも言われますが、目標(=志望校)について、ご家族で話をしてみてください。目標がある子とない子では、動きも伸びも違ってきます。今の実力や今の成績から妥当な目標ではなく、夢をもって「行きたい高校」を、親子で一緒に見つけてください。現状で届いていないならば、どの科目をどうすれば届くのか、そこから作戦が生まれます。プレッシャーをかける必要は全然ありませんが、親子で思いを共有する時間をつくってみてください。

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