札幌教育コラム

北海道公立高校 入試問題分析➂

北海道公立高校 入試問題分析➂

出題分析【英語】



昨年よりもやや易しくなりました。出題の構成や配点などは例年とあまり変わりませんでしたが、長文問題で読み取った内容を元に疑問文を作るという少し新しい形式の問題があり、思考力を問う問題が増えつつある傾向にあります。自分の意見や考えをいかに英語で正確に記述できるかが今後も大事な要素になってきます。



大問1 リスニング


35点配点なので、全体の点数に大きく響いてきます。特に問1、問2は英文が1度しか読まれないので、聞き逃しがそのまま失点にまってしまいます。問4は毎回ライティングが必要となりますので差がつきやすい部分です。問4の(1)と(2)は聞き取った単語をそのまま書ければ得点となりやすいですが、綴りのミスが多くなります。(3)は代名詞を変えることや自分の意見を書く問題でしたので、正しい文法力と綴りをミスなく書くことが求められます。例年、リスニングの音声がいつもより速かったという受験生の声をよく聞きますが、今回の音声は聞き取りやすかったようです。



大問2 文法・イラスト問題


おおむね中1レベルの問題となっており、かなり得点しやすい部分でした。イラスト問題も状況がかなり限られているので、あまり答えにも幅がなく書きやすい問題でした。



大問3 資料読解・短文読解・長文読解


A問題(資料読解)は、案内の資料を読解する問題で、問1は複数箇所から答えの根拠を見つける必要がありました。短絡的な読解をしていると間違えてしまいます。問2は相手の電話番号の情報が書かれていないことを指摘する内容の英文を書く問題で、模範解答以外にも答えになりそうな英文や表現があるので、解答の幅は広い問題でした。

B問題(短文読解)は、テーマが「キャッシュレス決済」となっており、現代的な内容となっていました。時代を反映した時事的なテーマは今後も予想させるので、視野を広げて幅広い知識を持っておくと読解の手助けとなるかもしれません。

C問題(長文読解)は会話文となっており、外国人留学生と日常のできごとや日本とアメリカの違いなどを会話するもので、わりと定番の内容となっていました。差がつく問題としては問3(2)の空所に1語単語を補う問題で、正確な本文理解と、語彙力・文法力が総合的に必要となります。また、(3)は本文中の内容に対して、深掘りする質問を考えて書く問題となっており、思考力・表現力が試される問題だったと思います。



大問4 英作文


テーマが「タイムマシン」となっており、(1)では仮定法の文法知識が必要でした。(2)はタイムマシンで未来に行くか過去に行くかを書き、(3)では過去または未来に行って自分のしたいことを書くということで書きやすいテーマではあったと思います。

次の記事へ
コラム一覧に戻る